20060814 夏休み

ひさびさに自分好みの花屋さんを見つけた。

お料理教室の帰り道にいつも二子玉川高島屋
寄るのだけれど、高島屋の裏道は刻々と変化している。

「TinyN」
好みの花屋さんが実はなかなかみつからない。
品揃えの種類が自分とマッチしないことが多くて。
草花のような色味があまり派手でない花屋がすき。

「できたばかりなのでよろしくお願いします*」
と店員さんがとても熱心なので、椅子に座って
アンケートなどにも書き込み。笑

「夏らしい花を」
というと、紫色のてっせん(クレマチス)を選んでくださった。

この酒瓶(笑)に飾ろうと思っていた陶器と思いのほかマッチして
涼しげな空気を放ってくれている。

てっせんの花を見ると、お母さんを思い出す。
うちの庭には自然とてっせんの花が夏になると咲いていた。
うちの植木の向こうには、さらに大きな柿の木の並木があって
その上に青い空が広がっていて。
大きな柿の木の下はいつも日陰になっていて、涼しく、
風が吹くとザワザワと涼しげな音をたてた。

小学生の頃の夏の記憶がたまに蘇る。
今、その大きな柿の木はずいぶん切断されたった数本に
なってしまった。

小学生の夏休みはそれはそれで忙しく、ラジオ体操もあるし
学校のプールにも(片道20分)炎天下の中行かなければ
ならないし、地元のお祭りもあるし、誕生日会も開催するし、
夏休みの友」以外にも、自由研究だの忙しかった。
昼間はクーラーをあまりつけてくれなかったので、
家の中で一番涼しい石畳の玄関にビニールシートを敷いてその上で
宿題をしていた。笑 
自分なりに涼しい場所を探して遊牧民のように場所を変え、それを
イベントとして楽しんでいた私。

ある夏は庭の中にテントを張ってもらって、そこで生活していた。
ご飯の時に家に食べに行く程度で、生活の拠点をテントにしていて
それはそれは楽しかった。

熊本を離れてから、よく昔のことを思い出す。
ふっと何か懐かしい匂いをかいだときとか、何かを見た瞬間とか。

昨日は電車で、隣の子供のシャツがものすごく懐かしい柔軟材の
匂いで(笑)、一気にフラッシュバックしてしまった。
その柔軟材の匂いは、昔叔母が使用していたものだと思う。
小さい頃よく遊んでいた従兄弟の洋服からはいつもアノ匂いがした。
20年ぶりくらいに嗅いだ匂いなのに、よくもまあ覚えているものだと
我ながらビックリ。
(私は決して鼻がきくほうではない)



TVを最近見なくなって、本や雑誌を買うことに拍車がかかって
普段は買わない雑誌まであれこれ買い込んでいる。
ELLEやヴォーグなど普段は隅々まで見ない洋雑誌をたくさん
みたので、海外ゴシップネタもたくさん頭に入った。

最近あまり見ていなかったファッション誌も片っ端から読んだら
いろいろな発見も。
普段は絶対にしないけれど、暇だったので商品への問い合わせを
電話でしてみたりしたら、私の問い合わせる商品はなぜかことごとく
未発売で秋にOPEN予定のお店情報をプレスの人に頂いたり。
なかなか収穫もあった。

最近「これはいいかも」というモノを発見したら、会社の人に
報告する。バイヤーさんたちと、そういう話をあれこれして
実際にそのお店にいってもらったりすることもしばしば。

興味から「拡げる」という作業はなかなか収穫がある。



セラミック焼き網をとうとう買った。
高島屋の「日々」に予約をしておいたもの。
京都の「金網つじ」

ガスコンロの上に焼き網とセラミックをセットして、
パンや野菜や魚を焼くというもの。
セラミック部分は消耗品なので、単品で購入も可能。
セラミック部分は今回2つ買った。

一個ずつ箱に入って、お店で待っている間も薔薇ウーロン茶なんて
出してもらえて、焼き網なのになんだかすごいなーなんて
思いつつ、大事にお持ち帰り。

さて。
来週末は、焼き茄子でもしようかな。
食いしん坊は年中たべものの事ばかり考えている。