20060717 白人一酒

所用をすませるのも休みの醍醐味。

予め修理の必要なパンプスを袋に入れておいたのだけれど、
もう数週間そのままになっていた。
この際だからと、かかとの薄くなった靴をごそごそと袋に詰め
近所のシューリペアーへ。
結構なお値段するけれど、でもやっぱり靴は手入れしないと
履けないものだからなあ。

私はもともとすぼらな方なのだけど、靴と車が汚いと出歩かせて
くれなかった父の影響もあるかも知れない。
埃まみれの車を車庫から出して出かけようとすると
「洗ってから行け。そんな車に乗っていくのならバスで行け!」
と怒られた。
靴も手入れなどせず履きつぶしていると、「どんなに着飾っても
そんな靴履くようじゃ駄目だ」と叱られた。

大学に入って、初めてアルバイトした先で出会った
雇い主のすてきな奥様。
その奥さんが「お洒落な人はね、靴に手を抜かないのよ」
と教えてくれた。
あの言葉の感動は今でも覚えてる。

靴を直すと、なんとなくしゃんとする。



靴を預けて待ち時間の間に本屋へ。
今週電車で読む本を2冊選ぶ。

「百人一酒」 俵 万智
日本・世界各地の銘酒をその味わいと酒の肴とともに紹介。

「眠れるラプンツェル」 山本 文緒

最近日本酒を飲む機会に多く恵まれた。
でも実はお酒についての知識なんてほとんどなくて、
もうちょっと知りたいなあと思ってたところ。
この年になって思うのは「お酒が飲めてよかった」と。笑
幸い、私は拒否反応を示すお酒がない。
記憶をなくしたことは人生で2回。
ひどい二日酔いが1回。
でも、酒をやめようとは全然思うに至らなかった。

うちの父はお酒が大好き。
晩酌を欠かした事がない人。
その遺伝子を娘たちも余すところなく受け継ぎ、
うちの三姉妹は皆酒が飲める口。

本書を読んでいると、お酒の歴史ってすごいなあ
と思ってしまう。燗酒にも、人肌燗、ぬる燗、熱燗などがあるのは
知っていたけれど、日向燗、上燗、飛び切り燗なんてのもあるらしい。
5度刻みで、これほど豊かに言葉があるなんて文化だなあ。



家に戻ると宅配が。
私の大好きなとうもろこし!

この時期になると、よく食べる。
新鮮なうちに剥いて、出来たての熱いのを食べる
のが好きなんだなあ。
粗塩をさっと振って、熱いままかぶりつく。
あー美味しい!

そういえば、祖母の家では昔「もちとうきび」を育てていて、
幼い頃よく食べていた。
黄色や紫色があって、そんなに甘味はなくて、
もちもちとした食感。知ってる人多いのかな??
夏休みは、あれがおやつだったな。

最近平日の帰りが遅くなることも多くて
ちゃんと食材を使えてなかったので、ちょっとくたびれた
葱やキャベツを一気にスープに。
生姜もいっぱい入れて和風スープに。
外食も多かったし、お酒も大目だったし、最近は体を冷やす
食べ物が多かったので、体を温める「陽」のものをいっぱい入れて。

こんなに美味しいものが食べられるって幸せ。
大地に感謝。
明日からも一生懸命働きます。