20051126 こうでなくっちゃ

金曜日。
ちょこっと残業をしつつ、そろそろ帰ろうかなあとPCの画面を
たたみかけようとしたら、電話が鳴った。

半年以上ぶりの友人からだった。
夏ごろ、一度メールを出したけど返事がきていないままだった。

「久しぶりー。メール一度したけど返事なかったから
どうしてるのかと思ってた!」

「あーやっぱりしてなかった?ごめんごめん」

話はすぐに盛り上がり、話したい事がいっぱいでもどかしいと
言う彼女とすぐに落ち合うことにした。

彼女はあっていない間に、あっさりと結婚していた。
春先にあった時に、「夏ごろ結婚しようと思ってて」とは
聞いていたので驚きはしなかったけど、指輪を付けていて苗字が
変わった彼女を見ると、やっぱりちょっと感動的。
披露宴などには一切興味がないから、何もしないときっぱり
言い切った彼女。

彼女は12月で今の仕事を辞めることにした。
何年も勤め上げた一流企業だけど、個性的な先輩に恵まれたお陰で
彼女は相当苦労していた。
バブル期を知っている諸先輩独身組みに、悉く打ちのめされていた。


本当は笑い事じゃないはずなのに、彼女は面白おかしく
事情を話す達人。私は終始笑いっぱなし。

「この前さー、Sさんがナナちゃんももう辞めるとなれば送別会
しなくちゃねーって会社とは別に個人的にやってくれるっていったのよ。
でさー、会社からその場所までも電車でいけるのにタクシーで乗りつけて
しかも行った先のお店、一人1万はくだらないようなところだったのよ。
私食べながら胃が痛くなったわ。
だって、持ち金7000円だったのよ!」

Sさんともう一人の先輩と彼女の三人で、
タクシー代と食事代きっちり割り勘だったそうで、彼女は頭を下げて
お金を借りたのだそう。
送別会であんな辱めを受けるなんて!とカクテルを握り締める彼女。

「で貸してくれたの?奢りじゃなくて??」

「ううん。持ってるだけでいいって言ってくれたけど、今度は
ナナちゃん奢ってねって言われた」

「ええーーーー!!!怖い!怖いよ」

「本気が冗談かわからないんだよねー。ほんっっと。
私その夜相当うなされて、夜中にもだえてたらしい。。。笑」

彼女は、大学の時から親には学費だけを出してもらって
生活費はアルバイトで賄った頑張りやさん。大学のときも相当
勉強を頑張って、東京の一流大学に編入したほど。
私は気取らなくて、庶民派の彼女が大好きで、誇り。

彼女は話の途中で急に、胸に手を当てて
「ほっとしたー。あーほっとした」
と言った。

「熊本からの友人はいいね。やっぱりいいね。
今週そんなことがあって、私なんだかそわそわそわそわしちゃって、
ずっと落ち着かなかったの。それで、急に友達に会いたくなって
電話しちゃったんだけど、会えてよかったー」

そんな事を言ってくれる彼女が友達でよかった。


そんな彼女への結婚祝い。
さて何にしようかなー?
ファイヤーキングの器や、かわいいモノ好きだからなあー。
その辺でせめようかなー。



最近。布集めが新たな趣味に。
比較的近い、元町の「SWANY」はお気に入り。
かわいい布がいっぱいなの。
今週買ったのは、薔薇の柄とギンガムチェックと、かわいいレース布地。

さてさて。
きょうは夜に、銀座で楽しいムフフのお食事会*

そんななんちゃって裁縫好きになった私は、銀座の前に青山へ。
今日ある個展の初日なのだ。
「布のニュアンス展」

まのあきこさんという方がもうすぐ「布のニュアンス」という本を創刊する
にあたってのイベント。
まだ未発売なので、中身はみてないけど表紙で一目ぼれ。
実はこの雑誌に触発されてバックを作ったほど。
おリボンバックはこの表紙から真似たもの。

たのしみたのしみ。

今日のお食事も美味しそうなところだし、楽しみ楽しみ。
土曜日はこうでなくっちゃね。


写真左は、朝からつくった手抜き「なんちゃってロールキャベツ」笑
ロールキャベツ大スキだけど、朝から作るのはちょっとだるくて
ひき肉とキャベツと玉葱と人参を全てみじん切りでコンソメで煮る
という「口に入れた時は、ロールキャベツ味」を再現!笑