土曜日。
いつもの土曜日よりちょっと早起きして
洗濯物を干して、近所の美容室へ。
担当のFさんとお喋りしながら、髪を切りそろえてもらう。
多分、人から見れば何の変化もないんだろうけれど
髪を定期的に切りそろえてもらわないと、ブローが面倒くさい。
マッサージもしてもらって、髪も少し軽くなって、ほのかに
いい匂いがする。
いつもはワックスは、つけなくていいです。と言うのだけれど
お出かけの予定があったので、「今日はつけて」とお願いする。
「あら？お出かけですか？」
とFさんは爽やかに言って、控えめにワックスをしてくれた。
この日はひっとちゃん家にお呼ばれ。
旦那さんが野球観戦で終日いないらしいので
ご飯をご馳走してくれるとのこと。
おみやを持っていそいそと出かける。
今から出るとメールを送ると、
「お腹をすかせてきてね」とすぐにメールが。
「お腹をすかせてきてね」ってなんていい言葉なんだろう。
ほっとするし、嬉しい。
ひっと邸に着いたら、遅めのランチ開始。
まー出ること、出ること。
何品？ってくらい和食がわんさか。
お料理上手だとは知っていたものの、ちょっとした
和食やさんに行ったよう。
菜っ葉のお浸しやトマトのお浸し、おからに卵の揚げ豆腐とじ
味つけチキンに、そら豆のスープ。（ポタージュスープ大好き！）
どれも美味しくて、体によくて。
心がほっとする味。ありがとうー。最高の嫁。
ひっとちゃんは、なるべく旦那さんの影は消したいの
（インテリア的に）と言っていたけれど、やっぱり2人暮らしって
その空気が流れるんだなーと思った。
どんなに奥さんの好みのカーテンでも、水玉の鍋でも
白いフライパンでも、旦那さんが不在にしているという
雰囲気が流れる。
生活の匂いがして、ほっとする。
食卓も、ソファーも。
二人暮しって不思議。
日が落ちかけて、ごろごろしていたら妙に寂しくなった。
「なんだかこの家で一人だと寂しいね」とぽつりと言うと
「でしょー？」
と彼女。
居るべき人がいないのは、何となく何かが足りない匂いがして
寂しい。やっぱり不思議。
私のお部屋の夕暮れはちっとも寂しくない。
むしろ堂々とした貫禄。
ひっとちゃんちで、真っ暗になるまでめいっぱいお喋りして
マンガ本をいっぱい借りてご帰宅。
あーなんて幸せ。
ひさびさにいい休日の過ごし方ができた。
今度はぜひ、一人暮らしミニミニマンションに
お呼びしよう。誰の匂いもしない部屋へー。（多分）
★
日曜日はデート。
新宿からお散歩がてらゆっくり歩いて
東京オペラシティアートギャラリーへ。
街路樹の新緑が鮮やかで、新宿駅を離れると
感じのいい通りが続く。もうすぐ5月。
今アートギャラリーであっている展示。
「藤森建築と路上観察」
ちょっと風変わりな建築をされている藤森さん。
屋根にお花がいっぱいのお家だとか、ラピュタに出てきそうな
家だとか、そんな面白いものを見に新宿へ。
路上観察なんて、思わず笑ってしまうものも多くて。
途中が途切れてる滑り台とか。
町中のちょっと面白い光景を写真に収めてある。
少年のころやっていたことを、そのまま仕事に
しちゃったんだろうなー。
路上観察学会は、ちゃんとメンバーがいて
町中を歩いて観察しているらしく詳細な地図とメモがいっぱい。
その後、パークハイアット東京へ。
３Fのコンランショップは見るだけで楽しい。
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大きなベッドや、テーブルなんかを眺めて
いいなーいいなーを連発して帰る。
休日のパークハイアット東京はそんなに人も多くなくて
前面ガラス張りで、外の緑や噴水がきれいに見える。
１Fの「デリカテッセン」は
美味しそうなハムやテリーヌ、デザート、ジャム、パンなどが
並んでなんとも楽しい。
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DEAN＆DELUCAっぽい感じかな。
雲がなくなって、晴れ間が見えたので
外のテラス席でお茶を。
緑が見えて、生ぬるい風が吹いて本当に気持ちよかった。
冷たいカフェモカもいいけれど、今度はシャンパンもいいな。
夜は、歌舞伎町の居酒屋で生ビール！
もうだんだん、生ビールの美味しい季節へシフトしつつあって
嬉しいなー。
ホタテのカルパッチョが美味しかったなー。
今度作ってみよう。
おうちに帰って、借りたマンガを読みふけって就寝。
あーなんて楽しいんだろう。
マンガがあると、家に帰るのが楽しい。
