20060609 さばく

 
雨が降り出した横浜の夜。
明日の予報は終日雨らしい。

今日はなんとなく、不毛な一日だった。
でもまあ、そんな日もあるかな。
仕方ない。電話口で、ちょっと苦言を呈してしまった。

そんな日は、料理をする。
いろんなことを考えながら、あるいは頭を空っぽにして。

タイムセールで生イカが安かったので、思わず買ってしまったけど
8杯1パック!大きな生イカが8杯。
今日全部食べないにしても、下処理は必要だなあ。。。ということで。

作業に集中する事1時間!
下処理が終わったときには、すでに疲れていたわたし。笑
実は、魚やイカなどをさばくのがすごーく苦手なのです。
怒られそうですが、触るのが苦手で。
魚はもちろん捌けません。
焼く時に腸をとるだけでも、びくびくする。
イカも同様で、目がこっちを見ているようでそれだけで嫌な気分。
最初に足と胴を切り離すだけで、びくびくしながらやってます。。笑
イカって何だか異様に恐ろしい風貌をしてませんか?
あの頭の長さといい、目の位置といい顔といい、怖い!!私だけ?)

でも、イカや魚は火を通す料理でも、刺身でOKという食材で
作ったほうがやっぱり美味しい!
食べると、あーやっぱり嫌嫌でもさばいてよかったー!と思うもの。
今日は、玉ねぎとトマト、ニンニクと絡めて、ペスカトーレのパスタに。
イカがいっぱいで、おいしかった*

やっぱり、手間隙かけて作ったものだから美味しい。
8杯もさばいたから、イカの皮むきも少しうまくなった。



うちは両親共に、魚が捌ける。
お父さんの方が上手かも。
お父さんの趣味は釣りで、釣った魚は自分で捌いて調理し
酒の肴は自分で作るお父さん。
私が一度、真似事で魚を捌いたときに、こわごわ
触って魚を床に落とした時、父に叱られた。
食べ物をそんな風に扱うなと。
父は事ある毎に、「そんなんじゃ嫁にはいけんぞ!」
という古風な人なので、当然その言葉も言葉尻につけられた。

イカを触ってぬるっとした食感が手のひらに伝わったときに、
またもびくっとしてその瞬間そんな出来事を思い出した。

魚だって、イカだって、豚だって鶏だって、命がある。
その命を、わたしが食する。
そうだね。
お父さん。
珍しく素直にそんなことを思えた夜。

そのとき、若かった私は「魚の捌けない嫁だっているよ!
しかも私嫁にいくかもわかんないからいいの!」
と憎まれ口を叩いてたっけ。笑



梅酒の季節がまたも到来。
去年漬けた梅酒もようやく1年生。
週末にでも、梅を取り出す作業にかかろうと思う。

私が管理人のコミュ「リンカラン的生活」
でも梅酒漬けてる人がいっぱいいて、なんだかコメントのやりとりを
しながら嬉しい気持ちに。

今年は果実酒漬けてみよっかなあ。
柚子酒、さくらんぼ酒が個人的に気になるところ。