20060126 あたたかい

 

季節はまだまだ寒い1月末だけれど、
最近朝の太陽が力強くなってきたような気がする。

電車の中。
朝日がぱあっと注ぎ込んできて、眩しくて目を閉じると
瞼が温かい。
あーこの感じ すきだなあ と思う瞬間。

そういえば。
通勤途中に気になる一軒家がある。
電車からその家ははっきり中が見える家なんだけれど
とても大きな家。
そして、いつも2Fのリビングでカーテン全開で朝食を食べている。
ひろーいリビングに、大ーきなテーブルがあって、そこに
年配の男性と女性が向かい合わせに座って朝食を。

朝日がいっぱい注いでるリビングは、会話こそ聞こえないけれど
何だか暖かな朝食って感じで、私はあの光景を見るたびに
心が温かくなる。

今朝、久々にその家がばっちり見えた。
相変わらず降り注ぐ太陽の光の中、朝食を食べていたけれど
今朝は座っている人が違った。
遠いのではっきりとは見えないけれど、髪の色が金髪の
外人さんだったような気がする。
あれ?家族は他にもいたのかしら?
それとも、お客様?

でもまあ、相も変わらずすてきな光景。
わたしもいつか、あんな朝食の光景を家族と迎えたいな。
カーテンを開け放して、朝日を沢山浴びて湯気の立つお味噌汁
なんていいな。
いいな。

電車の中で聞くラジオから、「Sky」(BENNIEK)が
流れ出して、心の中にもぱーっと空が広がった。



会社にて。

昨日、帰り間際になーんとなく
「新年会でもやるか?」
ってことで、思いつきミニ新年会を急遽やることに(笑)

お隣の席の男性が「雨ちゃん。店決めて!どこでもいい。
すきなもの食べていいから!」
というので、あわててお店に電話するもどこも満席!
オイスターバーも美味しい和食屋も、鍋の店も。
あーあ。行ってみたかったのになー。

彼の車で恵比寿に向かって、通りに車を止めて
ささっとお店に入る。
あーー、車ってこんなに便利だったよね~とこっちで
車に乗らない私は久々にちょっと感動。(笑)

結局、彼の馴染みの店に連れて行ってもらった。
そこは恵比寿のこじんまりした大衆居酒屋。
体育会系の人にはこういう「集まる店」というのがあるらしい。

スポーツでつながった仲間が集うらしく、行くといつも誰かが
いるのだという。
予約も出身大学名から名乗る彼
「明大のXXです、今からいいっすか?」と。
あー、学生のころからスポーツやってて、今でもスポーツを
続けてるからこんなお付き合いがあるんだなあ。
いいなそういうのって。熊本の男友達を思い出した。

私たちが二階の和室で飲んでいると、下から仲間らしき人が
ご挨拶にやってくる。
「来てるって聞いたんで。どうも!」

あーいいないいなー。こういうの。
私にとって、東京は地元ではないし地方の人の集まりって
イメージだけど、ここにはここが地元の人たちもたくさんいて。
ここが彼の街なんだなあ。

都会は都会で、熊本なんかとは比べものにならないけど
こういうのは全国共通なのね。

結局、好きな物をなんでも頼めと彼は言って、笑って
そして支払いもしてくれた。
お店を出たとき「ま、こんなお店ですが何かあるときは使ってあげて
下さい」とみんなに言った。

あー知ってる。こういうひと。
私の尊敬する男友達。

彼が仕事が出来る秘密がまたひとつわかった。

そんな夜。

やさしい女先輩に連れられて電車でかえる。
会社の人たちが優しい人ばかりで、帰り道ちょっと泣いた。
ほろ酔いで。