20060105 帰郷

お正月休みも終わって、昨日のお昼
寒空の中1週間ぶりの横浜へ帰ってきた。

今回の帰郷でなによりも驚いたのが、実家よりも
自分のマンションがほっとしたこと。
お正月の帰郷は今回で2回目だけど、1回目のときよりも
ずっと私の居場所はそこにはなく、木造の一軒家は寒くて
せまっこいけど暖かいマンションの方がよいことに気づいた。
お風呂も実家のは、大きくてタイル張りで一番風呂は寒いし。

九州のおうちは、北国と違って暖房設備も整ってないし
石油ストーブだのファンヒーターだのを各部屋でごてごて
使っているので、結構寒かったりする。

昨日家に帰ったときに、家の匂いやあるべき場所にあるもの
が収まっているのを見て心底、「帰ってきた!」という気がした。
春になれば、今のおうちも1年半。

私はほぼ毎日熊本の友人と会う過密スケジュール。
毎年恒例の年末の忘年会もやっぱり楽しかった。
男子がほとんどなんだけど、みんなすっかり大人になっちゃって。
1年に一回でも、会うと心からほっとする。
食べたいものがすきなだけ食べれるし、あんなに遠慮なく
男子の前でお茶漬けが頼めるのはやっぱりあの仲間!(笑)

今回の帰郷で一番話題に上がったのが「結婚」!
親戚にせっつかれることもあったけど(笑)何しろ
友人の結婚宣言が多かった。

あと、今年は私の親しい友人のうちの2人がママデビューを
する予定だ。

昔はみんな熊本にいて、私も熊本に帰りさえすればみんなと
会えると思っていたけれど、結婚した後彼女たちは多分
てんてんばらばらになる。
この年になって、本当にみんなが結婚して本当に地理的にも
遠くにいってしまう。
そんなことを今更ながらしみじみと寂しく思ったり。

同じようなことを考えて、彼の話なんかをきゃあきゃあしていたのは
ついこの前だと思っていたのに、なぜか「結婚」という二文字は
それらをあっという間に変身させてしまう。
急に
「実家が」「相手の両親が」「子供の学校を考えると」
なーんて言われると、私はついぽかーんとしてしまう。(笑)

結婚したからと言って、彼女が彼女でなくなるわけ
でもないのにこの寂しさは何なのだろう。
そんなことをぼんやり思いながら、帰りの飛行機の中で
うたた寝をした。

羽田から横浜へ帰っている電車の中。
中学の同級生のTくんからメールが入った。

「今年は会えなかったな。元気か?
突然だけど、去年話していたあの彼女と俺は結婚することになった。
9月に式を東京で挙げるから、ぜひ出席してほしい。
今節約のため、俺は電車で熊本から栃木まで帰ってます(笑)」

男子の結婚は思ったほど寂しくない。
いいお嫁さん貰って、しあわせにー。しっかりしてね!と願うばかり。
寂しいのは女子。(笑)

でも。
今年結婚しそうなMちゃんのあの幸せそうな顔。
「もうね、もうね、すっごいステキな人なの!
私この年であんな人に出会えるなんて思ってなかった!
たまたまお互いフリーで本当に神様に感謝したいよ、あの人で
なければ結婚はいやなの。彼以外は考えられない。」
私たち聞き手は、笑い転げたりのけぞったりしたものの、でもやっぱり
前の彼をあんなに引きずっていたMちゃんが、すっぱりと忘れて
幸せオーラを出していたのは嬉しかった。

「この人でなければ結婚はしなかった」
これってよく聞くけれど、本当にそう思うものなの?!
(笑)
ピンと来たって人もいるなぁ。



今回、お母さんはまたまた張り切って御節を作っていた。
カレーだの煮物だの蟹だのステーキだの、ごちゃごちゃと
作る癖は相変わらず。(笑)

お母さんの煮物美味しかったなあー。
さすがだなあ。
私もいつか、市販の「本だし」に頼らずに作ろうっと。