20061029 いい気な大人は叱られる

行く予定ではなかったのに、誘われるように準備をして
北鎌倉へ1人旅。
目指すは お寺・座禅。
精神統一!

今まで、友達が来るたびに鎌倉に案内していたけれど
当の本人はそんなに寺好きではなかったのに、不思議。
今日はどうしても、「寺」に行きたくて。

鬱蒼とした緑のなかに身を投じてみたくて、1人電車に乗り込んで
北鎌倉で下車して、「円覚寺」へ。 

境内の中を静かに回って、一つ一つお参りを。
紅葉はまだもう少し。
緑色の紅葉の木が美しかった。
階段をうんせうんせと上がって、高台にも登って御参りを。



次は、「建長寺」へ。
1253年北条時頼が宋から禅宗の高僧蘭渓道隆を招き、
日本最初の本格的な禅宗道場として創建したものらしい。

木々が鬱蒼と茂る「円覚寺」とは対象的に、建長寺
スコーンと近代的なコンクリート仕立て。
すっきりとしたデザイン。
座禅の畳もお庭も、すっきりとしていて。

「三門」をくぐるとすっきりした気持ちに。
三門とは、三解脱門の略。
空・無相・無作を表しこの三門をくぐることによって
あらゆる執着から解き放たれることを意味する。

夕方だったこともあり、人もまばらで、たった一人で
仏殿にいると、不思議な気持ちに。

さらに、法堂を超えて、「方丈」へ。
裸足で、中に入り畳のお部屋へ。
素晴らしい庭園が広がる。

しばし、気を集中してあれこれ、考える。

最近の浮き足立った日々を振り返り、この先のことを
少し真面目に考える。

誰かと一緒がいいときもあれば
独りがいいときもある。
秋晴れの日。
緑の中で。

今の自分。
誰かの望む自分。
世間の中の自分。

そんなものの中で、深呼吸できなかった気がする。
深く息が吸いたくて、お寺の中に入り込んでみた。

いきなり何かが変わったりはしないけれど
少し心が落ち着いた。
ぴたりと収まるところに落ちれば、ほっとする。

今度は、朝一の「座禅会」にでかけてみようかな。