20051211 夜中の訪問者

 
金曜日の夜。
予定されていた鍋パーティーが中止になり、あららーと
思っていたのもつかの間、仕事がてんてこ舞いになり残業dayに変更。
内心、「鍋パーティーが決行されてたら大変だったかも。。」
と思いつつ、PCでカタカタと静かな夜。

人がだんだん帰って行き、とうとう私と後ろの席の男性だけに。
ブースの向こうにはまだ人が数人いたけれど、静まり返ったオフィスの
中、彼といつもはしないような話をぽつぽつしながらお仕事。

彼はまだ入社して3ヶ月足らずの私よりも3歳年上の優男。
育ちの良さがにじみ出ている、爽やかな甘いマスクの彼。

「俺、結婚願望ってないんだよねー」

「とか言いながら、結婚しますってー。彼女は何ていってるんですか?」
彼女の有無など確かめた事もないけれど、いるに違いないと思って
普通に聞いたら

「あ?彼女。結婚したいんだろうな~ってのはたまに感じる。笑」

「ほらね。かわしてるんですか?」

「うん。まあ・・・。笑
俺いっつも思っちゃうのよ。
今の彼女よりももっといい女がいるんじゃないかって。
世の中半分は女性だよー?」

「女性みたいですねー。まるで。笑
そうやって、いつも乗り換えて行くんですか?車みたいに」

「いやいやいや。うーーん。いやそうなのかな?
彼女が切れた事はないなぁ」

「嫌な男だなーーー!」

夜のオフィスは何だか、開放的で普段はしないような身の上話も
できる不思議な空気がある。

そんなとき、友人からSOSメールが。
どうやら今夜、うちの家に泊まりに来たいらしい。。。。

そんなときに限って、残業な上に、残業仲間での飲み会に誘われる。
なんでこうも重なるのだろう。。。。
友人は待つというので、一杯だけ飲みに付き合うことにした。

会社の男性4人+ワタシという珍しいメンバーで会社のすぐ先の
居酒屋でちょこっと飲み会。
いい男4人に囲まれて、ビールを2杯飲んで「ご馳走様でしたー」と
走り去り、臨海線に乗るという荒業。 笑

11時前、友人が家にやってきた。
カフェで時間をつぶしてまで、横浜にやってきた彼女は
確かにちょっと傷心のご様子。

こんなに待たせたのに、
「よかったー。会えてー!ありがとう」と笑顔を見せてくれた。

夜中に、彼女のお土産である「チキンラーメン」を食べながら
しばし、話を聞いた。

その後はお風呂に入って、就寝。
疲れていたんだろうな。
それまではよく喋っていたのに、「おやすみ!」と言ったら最後
すぐに眠ってしまった。



次の日、昼ごろに目覚めた私たち。
ガバリと起き上がり、洗濯物を回しつつホワイトシチューを作って
朝ご飯*
彼女は、笑顔を見せて「あーここにきてよかった。心が整理された」
と言ってくれた。
あーよかった。
元気になってくれて。
驚くような晴天の冬の中。
日当たり良好の我が家は、さんさんと太陽が降り注いでいて
悩み事なんて天日干ししてくれそうな、そんな休日だった。

予定などしていなかったけれど、SPURを見ていたら買い物魂に火が
ついてしまい、いそいそと渋谷までお出かけ。

ファイヤー通りを初散策。
まんまと靴2足と、服一着お買い上げ。

大人買いをしてしまい、靴は色違いを2つ買うという大それたことを
してしまった!
選べなかったのもあったけど、色違いで買うなんてなかなかしないのに。
安かったから、まあいっかと財布の紐が緩んでしまった。

靴が好きで、ついつい靴を見ると欲しくなる。
無難な靴というのが実は一足もなくて、先日会社の人に
「いつも靴が個性的でかわいいですね」といわれたとき、
一緒にいた別の人たちも、
「そうそう。雨さんかわいい靴はいてますよねー」
なーんて言われたものだから、天狗になってしまって2足も買った次第。


散策中、素敵なカフェ発見。
drole(渋谷店)
よくお世話になっているannonのグループ店だった。
なるほど、好きなわけだ。
ご飯も良心的価格でおいしくて、空間が贅沢につかってあって
ほっとする。
広々した机、天井の灯り、スープセット。

ファイヤー通り周辺は他にも気になるカフェがいろいろあった。
散策をまだまだしたい感じ。

またまた好きなお店も発見できた。
Dico
こじんまりしたお店で、支店はなし。
シンプルで縫製と形がきれい。
ビビっと久々にくるお店を発見できてうれしい。
店員さんもいい感じ*

すきなものというのは、やっぱり似ていて。
私はラインがきれいなものとシンプルなものが好きなんだろうと
思う。今日は黒のトップスを買った。
艶のあるキレイな黒い布。
後ろをきゅっとリボンで結ぶキャミソールみたいな服。

そこにあった、jacketにかなり惚れたけどお財布に余裕がなくなる事
必須だったので、泣く泣く諦めた。。。。
肩幅も袖も、ちびっこの私に驚くほどぴったりで!
ジャケットのラインもきれいだったけど、内側までもが本当に凝ってて
惚れ惚れする一品。
もともとメンズのジャケットを作っていたお店だったと聞いて
なるほどと頷ける一品。

お洋服談義をすると、終わりがないのでこの辺で。。。。笑